二次性高血圧症という病気

持つかがむ腹部圧迫で高血圧、頭痛動悸は褐色細胞種

持つかがむ腹部圧迫で高血圧、頭痛動悸は褐色細胞種

血圧の上昇で脈拍が早くなるのは40歳以上の半数がかかえる悩み高血圧。
心筋梗塞脳梗塞の危険性について京都医療センター内分泌内科成瀬先生。

血圧が下がらない5分で治まる突然の動悸

突然の頭痛、心臓原因ではない原因がない血圧140/90。
しょうゆを減塩に変えるなど努力を始める。努力のかいがなく血圧が下がらない。
突然の発汗、全ての症状が数分で治まる。

血圧を下げる薬が出される。
すると血圧が下がった。135/83。
だが、動悸、頭痛は家で家事をしているときも起こる。
初診から1年、血圧が高いが安定している。

一日のホルター心電図を調べてみるが異常はない。
ヨガ中もマッサージ。腰をマッサージしたら動悸で気持ち悪い。
動悸中の血圧は190だった。
上がり始めたのはいつ?2年ぐらい前。動悸が出始めた頃。
何をしていたのか、掃除機しまっている。
何か特別なことは、お客さんにつり銭拾った時。
重い荷物を持つ、ヨガ、夫にマッサージしてもらった時、尿を採るため入院。

セカンドオピニオン 褐色細胞種

褐色細胞種は副腎から発生するホルモン。
アドレナリン、ストレス反応、ホルモンを分泌する細胞が増殖でホルモンの分泌量が増えることで血圧が上昇。

一般的な高血圧は10年単位で徐々に血圧が上がる。
上がり始めた時期2年ぐらい前、動悸を伴い猛烈なスピードで高血圧。
何らかの病気が潜んでいると考えられた。

腹圧で褐色細胞種が大量のアドレナリンなどを分泌していた

症状が起こるときの共通点はなるほど、前かがみで腹圧が上がった時。
腹部の圧迫で褐色細胞種は大量のアドレナリンなどを分泌。
血管を収縮させるため、動悸や頭痛、汗が噴出すなどを引き起こしていた。

24時間のおしっこを調べる。
アドレナリンの総量は健康な人、尿中アドレナリン20が1711で約86倍のアドレナリンが出ていた。
副腎の腫瘍が原因だった。
手術で細胞を摘出し、正常血圧にもどった。

二次性高血圧という高血圧に特定の原因がある病気

普段正常なはずなのに気づかないところで高血圧。
隠れ高血圧といわれている。
日頃血圧が正常だが、知らない間に血圧が上がるので血液検査でわからない仮面高血圧。

隠れ高血圧の代表的な3つ

夜だけ上がる 夜間高血圧

休むべき夜間に血圧が高くなる、心不全や脳梗塞発症の確立が2倍ぐらい高くなる。
塩分の取りすぎ腎臓の機能低下で体内に水分老廃物がたまる。

早朝だけ上がる 早朝高血圧

寝起きの血圧の上がりが大きすぎる。180〜200まで上がる。
原因で心筋梗塞や脳梗塞が起こる。
なぜ朝だけか?冬場トイレ、血管が収縮、日頃から酒を飲む、睡眠中下がっている反動で上がる。
起床後1時間で血圧を測る。血圧はトイレに行ってから上がる。トイレの我慢で上がるから。

仕事で上がる 職場高血圧

日中、職場でストレス 人間関係。
自分で仕事が好きでもそういうことが起こっているかもしれない。
自分が思うか、身体が思っているのか違う場合も有る。
仕事中にも血圧、上がったり下がったり。
心臓などに影響がすぐにあるわけじゃなくて、将来慢性の高血圧になる場合がある。