レニンは腎糸球体輸入細動脈壁にある傍糸球体細胞で算出される分子量37000の蛋白分解酵素。
分子量45000のプレプロレニンが産生され、プロレニン(不活性型レニン)となり
さらにレニン(活動型レニン)になります。
レニンはレニン基質(アンジオテンシノゲン)に働きアンジオテンシンIを生じ、
アンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きによりアンジオテンシンUが産生されます。
アンジオテンシンUは強い血管収縮作用があり、福神球状層に働きアルドステロンを分泌させ、
血圧の調節、水電解質代謝に重要な役割を果たしています。
レニン活性は血漿のアンジオテンシン変換酵素とアンジオテンシナーゼを阻害して 内因性レニン基質からレニンにより試験管内で新たに算出されるアンジオテンシンI生成量を測定するものです。
高値 腎性高血圧や褐色細胞腫 アルドステロン、悪性高血圧、ネフローゼ 低値 原発性アルドステロン症 アジソン病