国立循環器病センター内科医長の岩嶋先生によると、血液検査に異常の現れない高血圧があります。
血液検査に異常が現れなくても 血管や血流を見ることで高血圧の原因を見つけることができる。
先生の武器は聴診器です。腎血管性高血圧の特徴をご紹介します。
腎血管性高血圧症の英語略語はrenovascular hypertensionで(RVH)で
腎血管の狭窄により腎糸球体への血流が低下し、糸球体顆粒細胞からレニン分泌が増加することに起因する病気。
(血が必要だから送るよう体が頑張り高血圧になる)
中高年、高齢者では動脈硬化、若年から中年では線維筋性異形成が狭窄の原因になっていることが多い。
大動脈炎症候群が原因となる場合も有る。
高血圧とめまい、上が140ぐらい。
だが、家で血圧を測るとエラーに。
激しいめまいで病院に行くと血圧が256だった。
あのエラー表示は、測定不能まで高くなっていた。
いくら薬を変えてもの無料を増やしても血圧は下がらない。
こういう状態が二次性高血圧が原因の場合です。
1年前の健康診断。血液検査は異常なしだった。
上が143下が90超えるぐらい
これまでの検査結果も詳しくチェック。
ホルモンにも異常がない。腎臓にも異常がない。
喉も腫れ、むくみもない。
心音、心臓異常なし。
お腹の音、お腹の血流音を聞くとへその右下辺りで規則性のある雑音。
血流のドップラーエコーを行う。
エコーで見つかった血流の乱れ。
さらに腎臓のCTで腎血管性高血圧と診断。
原因の多くは動脈硬化。
比較的若い人で血管の壁の組織が厚くなり、でこぼこになり狭くなることもある。
理由はわからないが50代以下の若い女性に多い。
せまくなっている腎臓の機能が落ち腎不全、
初期の段階が腎臓の機能が1個でカバーするので血液検査結果でわからない。
腎動脈は直径1cm未満。
腎動脈を拡張する手術で3日後で正常に戻った。
東京女子医科大学病院高血圧内分泌内科市原先生が出演するテレビを参考にしました。