二次性高血圧症という病気

妊娠高血圧症の特徴

妊娠中毒=妊娠高血圧症候群(HELLP)
HELPという英語の助けてに略語が似いています。 特徴はそれぐらい緊急を表しているということです。母体と体内の子供に関係します。

分類

1.妊娠高血圧腎症=高血圧+たんぱく尿
2.妊娠高血圧症=高血圧のみ
3.加重型妊娠高血圧腎症=すでに高血圧、腎疾患を持ち妊娠20週以降に妊娠高血圧腎症を呈するか増悪するもの
4.子癇(しかん)

HELLP症候群3つの異常がひとつでも存在すれば重症とみなす。
妊娠32週未満に発症は早発型、32週以降は遅発型という。

子癇とは

PIH妊産褥婦に発症する意識消失を伴う全身性痙攣。
10%は発症前に高血圧にならない。
持続する頭痛、眼前暗黒感、視野障害などの視覚異常、上腹部から心下部痛は子癇前駆症状として知られている。
続いて意識消失→強直性けいれん→間代性けいれん→昏睡→覚醒と進むのが典型的。
診断にはてんかんや頭蓋内器質的疾患、薬物中などの除外が必要。

HELLP症候群

HELLPの診断はい採血による溶血やLDH高値や肝酵素上昇AST高値、血小板減少などの評価で行われるため、 上腹部の不快感や痛み、悪心、嘔吐を倦怠感を訴えた時は血液検査をする必要がある。

発症後短期間で急速に悪化し、合併症が出たりして 母体の臓器障害や胎児の機能不全の進行、 けいれん重積状態や常位胎盤早期剥離による突然のお母さんの重篤な状態を招く可能性がある。

一般的に妊娠高血圧が認められてHELLPの危険性があればすぐ当日入院となる。
赤ちゃんのためにベッドで安静にしているだけの毎日・・・。
PTHと呼ばれる血圧を下げる治療が行われる。
対症療法でありいわば、自然治癒にまかせて監視するだけ。
血圧を下げる薬を使うのは重症高血圧の場合のみ。